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ペン先と紙の関係:フローと筆圧の基本を知る

掲載: Ember Falcon Horizon ·

紺色のノートの上に置かれた銀色の万年筆(イメージ写真)

万年筆を使い始めた方から「ペンは同じなのに、紙によって書き心地がまったく違う」という話をよく聞きます。これはペン先の構造と紙の表面の関係によるものです。ペン先の形状、インクのフロー量、紙の表面抵抗の三つが組み合わさって、書き心地が決まります。

01 ペン先のフローとは何か

フローとは、ペン先からインクが出る量のことです。フローが多いペンは、紙に触れるとすぐに大量のインクが出ます。フローが少ないペンは、インクが少しずつ出るため、細い線が書きやすいです。フローの量は、ペン先のスリット(縦の切れ目)の幅と、インクタンクとペン先をつなぐ経路の設計によって決まります。

02 紙の表面抵抗がペン先に与える影響

紙の表面には、目に見えない凹凸があります。この凹凸がペン先に触れたときの抵抗(引っかかり感)を生み出します。表面が滑らかな紙(コーティングされた紙など)は抵抗が少なく、ペン先がスムーズに動きます。表面に凹凸がある紙(コットンペーパーや和紙など)は抵抗が大きく、ペン先が紙に吸い付くような感触があります。

どちらが良いかは書く人の好みによります。速く書く人は滑らかな紙を好む傾向があり、ゆっくり丁寧に書く人は適度な抵抗がある紙を好むことが多いです。試し書きをして自分の好みを確かめることが、紙選びの一番の近道です。

03 筆圧とペン先の関係

万年筆は、ボールペンと違って筆圧をほとんどかけずに書けます。ペン先に強い筆圧をかけると、スリットが広がってフローが増し、線が太くなります。また、長期間強い筆圧をかけ続けると、ペン先が変形することがあります。

紙の表面抵抗が大きいと、無意識に筆圧が上がることがあります。特に、ざらつきのある紙に慣れていない場合は注意が必要です。ペン先の状態が気になる場合は、まずメールでご相談ください。

ペン先と紙の相性は、数値では測りにくい部分が多い。実際に書いて確かめることが、結局一番確実な方法です。

タグ: 万年筆, ペン先, 紙の選び方, フロー

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